強迫性障害

強迫性障害とは

 強迫性障害とは、精神障害のひとつ。従来、強迫神経症と呼ばれていたもの。アメリカの精神医学会によって策定されたDSM-IVにおける精神の失調のひとつの分類であり、強迫症状と呼ばれる症状に特徴付けられる不安障害である。

強迫性障害の原因

 強迫性障害は脳の機能障害が関連しており、前頭前野や帯状回など、複数の要因が関連して起きる。しかし、完全な原因はわかっていない。

 患者の共通点として、元来几帳面であったり、融通が効かずに生真面目な性格傾向が挙げられる事も多い。これらの性格と病気の関係はよくわかっていないが、このためから過去、完全に心の働きのみが原因となって起きる神経症の一種に分類されてきた経緯がある。

 しかし近年、患者の脳を観察すると、セロトニンなど脳内の神経伝達物質のバランスに異常が見られることがわかった。このため、強迫性障害は脳内部の化学的な働きの不具合によるものと、心理的な要因および体質などが関係して発症するのではないかと考えられるに至った。また双生児研究から、遺伝的な要因を指摘するものもある。